『世界一のカルデラ』、阿蘇が育てた歴史的産物「リモナイト」

「命の土壁」は「リモナイト」の無限の力を活用した新しい塗壁材です。』

■リモナイトの誕生

九州・熊本が世界に誇る大自然、活火山として世界一のカルデラ「阿蘇山」はおよそ30万年前から、15万年前、11万年前、9万年前と大噴火を経験しました。

これらの噴火により阿蘇山の火口には大きな湖【火口湖】が作られました。
火口湖の中には、たくさんのミネラル成分を含んだマグマや、植物などの有機物も蓄積され、水中で分離・分解されました。

この中で、溶出された鉄分を多く含む堆積物が、現在のリモナイト【褐鉄鉱】として阿蘇・狩尾一帯に分布しています。
その後火口は干上がり現在の姿になりました。この堆積物は「阿蘇の黄土」として知られるようになり、牛飼いからは「牛の下痢止め」として重宝がられ、また鉄分含有量が多いため、北九州の製鉄所に送られ鉄鉱石の代わりに使われていたこともありました。
現在では畜産飼料をはじめガス吸着・水質浄化作用として使われています。

■リモナイトの成分と特徴

阿蘇山の育んだ天然素材「リモナイト」には様々な効果があることがわかっています。

1.吸着力
採掘されたリモナイトを3年間熟成させることによって高められた様々なガスや有害物質との吸着力(結合)は、
あらゆる分野で活用されています。
2.防腐・殺菌効果
阿蘇一帯では館や鳥居などを守るため、塗材として使用されてきました。
3.天然ミネラル
「リモナイト」は鉄分の他、カルシウムやマグネシウムといったマルチミネラルがバランスよく含まれているため、硫化水素吸着、農業用土壌活性土、畜産用飼料、水質活性土、ペット用健康消臭補助食品、鉄分補給サプリメント等多岐に渡り活用されています。

■リモナイトを利用した製品

熊本の阿蘇で採掘されたリモナイトは、様々な形に加工されて、いろんな分野で活躍しています。